名古屋都心部に立つ雲龍神社のクスノキ(愛知県名古屋市)

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名古屋駅から約2キロメートルという都心エリアに、推定樹齢1000年以上の大きなクスノキが立っています。あたりはマンションや喫茶店など、近くには交通量の多い通りも走っています。

今から1000年前といえば、平安時代の頃。
当時活躍していた僧・弘法大師が植えた樹、という逸話が残されているほどです。

その後迎える戦国時代においては、地元の雄・織田信長が戦の前に、この樹に必勝祈願したともいわれています。

第2次世界大戦の際には、空襲・爆弾により幹の大半を失います。

現在は「松原緑地」という柵に囲まれたエリアに立っています。けれど、もともとこの場所は、クスノキをご神体とした雲龍神社がありました。

空洞になった幹の中には祠や賽銭箱が置かれ、案内板などもあったようです。クスノキも含め、近所のシンボルならびに憩いの場として、親しまれていたんでしょう。その案内板によれば、樹高約20メートル、幹周り約7メートル。県の天然記念物指定にもなっています。

神社が取り壊されたのは、市の区画整理によるものです。実は当初、クスノキも伐採し、土地を他者に売る計画だったようです。2002年頃のことです。

するとクスノキの親しみを持つ住人などが反対。それで緑地にクスノキ、という形で収まったようです(神社のままで、よかったような気もしますが)。

このクスノキには、これからも波乱万丈が待ち受けているのでしょうか……。

いずれにせよ、いつまでも元気でいてもらいたいものです。

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