鶴見橋のシダレヤナギ(広島県広島市)

Pocket

W480Q75_トップ全景

原爆投下地点からおよそ1700メートル、広島駅から歩いて20分ほどの場所に立つ「鶴見橋(つるみばし)のシダレヤナギ」は、もちろん被爆樹木でもあります。

W480Q75_西詰からの長め

地図でこの木がある場所を調べると分かりますが、爆心地から東の「比治山(ひじやま)」に向かう川岸に立つため、被災当時市街地にいた大勢の被爆者が、この橋をわたり山に避難したと伝えられています。

当時の橋は木製であり、原爆の影響で少し燃えたそうですが、その後すぐに消えたそうです。また、後に現在の橋に架け替えられたため、その際にヤナギも今の場所に移植されています。

W320Q75_当時の様子

木のそばには当時の様子を写した写真がありました(松本栄一氏撮影)。その一枚を見ると、市街地の山が現在よりもかなりせり出していることが分かり、広島市は長年をかけて山々を削り、開拓されたきた土地柄であることが窺えます。

W480Q75_平和大通り

W480Q75_東詰めから望む

W480Q75_東詰めから望む2

当日は駅からではなく、爆心地の方から木を目指したので、原爆ドームからまっすぐに伸びる平和大通りを直進。すると、木が立つ大きな交差点にあたります。路面電車、幹線道路が交わる場所ということで、人・車・電車の往来が激しく、その中でまるでシンボルのようでありながら、それほど存在感は出さずに佇んでいる、という印象を持ちました。

W480Q75_枯れ死と現在の木の様子

推定樹齢100年、樹高約6メートル、幹周り約3.1メートル。原爆やその後の台風の影響でダメージを受け、支柱などで支えるなど保護されてきましたが、2007年に枯死。ただ、後から育った幹があり、そちらの樹勢は良好で、枯死した木を覆うように、枝葉を存分に広げていました。

W320Q75_折り鶴

被爆樹木という以外、特に指定は受けていないようですが、折り紙の鶴がかけられていたり、近くを通る人が印象深く見つめているなど、市民にとっては特別な木であるようです……。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です