保全、保守、メンテナンスのちがい

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求人広告のお仕事をさせていただいていると、工場や施設で稼働する、機械・設備類を整備されている技術者のお仕事を紹介する機会が多くあります。

そんなときに悩むのが、彼らの仕事は保全なのか保守なのか、それともメンテナンスなのか、ということ。

他の求人原稿や仕事紹介などを見ていると、あまりこれらの違いを気にせず、ざっくりと使っている場合もありますので、自分できちんと調べました。

まず、それぞれの意味の紹介から(コトバンク)。

<保全>
保護して安全であるようにすること。「財産を―する」「環境―」

<保守>
1:正常な状態を保つこと。「休業時も機械を―する」「線路の―点検」
2:旧来の風習・伝統・考え方などを重んじて守っていこうとすること。また、その立場。「―派」⇔革新。

<メンテナンス>
ネットワークやシステム、ハードディスクなどの保守・点検作業のこと。メンテナンスの必要がないことを、「メンテナンスフリー」という。

保守とメンテナンスが近い言葉であることは分かった一方で、保全との違いは“安全”がポイントのようです。

そこでもう少し調べてみると、「教えて!goo」に分かりやすい解説を見つけました。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3361171.html

つまり保全とは、とにかく安全に守ることだと。一方、保守はあくまで正常な状態を保つことであって、その結果として安全につながる、といったイメージかと。

さて、冒頭の問題。

私は「保全・メンテナンス職」と表記するようにしています。

もう1つ、「保護」という言葉もありますね。
念のため、調べてみました。

1: 外からの危険・脅威・破壊などからかばい守ること。「傷口を―する」「森林を―する」
2:応急の救護を要する理由のあるとき、警察署などに留め置くこと。「迷子を―する」※コトバンク

ちなみに英語では「protection」です。

では最後に、例文を

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■保全
「その工場の機械だけでなく、働く人すべての保全に努めるのが私の仕事だ」

■保守(メンテナンス)
「営業車は最低でも1年に一度は保守をするように」

■保護
「工場で稼働している機械がこれ以上ダメージを受けないよう、何らかの形で保護する必要がある」

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