高萩市のシンボルツリーとして1000年、安良川の爺杉

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みなさん、こんにちは。今回は、茨城県高萩市の八幡宮にある「安良川の爺杉(あらがわのじいすぎ)」をご紹介します(「じじすぎ」と読んでも間違えではないそうです)。

JR常磐線・高萩駅(たかはぎえき)から、徒歩20分ほどのところにある同神社は、第65代花山天皇(かざんてんのう)の命を受けて、寛和元年(985年)に創建されたと伝えられています。応神天皇(おうじんてんのう)、日女大神(ひめだいじん)、神功皇后(じんぐうこうごう)の三神を祭神とし、正式名称は八幡宮ですが、地元では安良川八幡宮とか八幡様と呼ばれ、親しまれているそうです。

拝殿との位置関係

外観ちょい引き②

避雷針

そばにある小学校脇の急坂を登っていくと、拝殿前にいきなり出ます。目指す爺杉は拝殿奥にある本殿脇にありますが、その大きさから遠くからも分かるほどでした。

高い樹高に驚くと共に、幹の上部に蓋をしたケアの跡や避雷針も見えます。神社で生まれ育ったという宮司さんにお話を伺うと、これまで度々、落雷による被害を受けたのではないかとのこと。その結果、今から40年ほど前に避雷針が設置されたそうです。その後は樹木医の診断を受け、今から10年ほど前に枯死していた主幹上部を10mほど伐採、蓋をする処置が施されたというわけです。

ケアの甲斐あって、現在の樹勢は良好のようです。雨に濡れてより深い緑色の葉が、「新緑の候」という季節の言葉を見事に表現していました。

寄り外観

根本付近の様子

本殿との位置関係

ごつい根本

樹齢は約1000年、樹高は約40m(現在は約30m)、幹周りは約10mで、県内最大級のスギとして、国の天然記念物指定になっています。

拝殿に向かって左奥、本殿脇にどっしりと根を降ろしている爺杉。樹の根を保護するためのサークル、倒木を防ぐためのロープなどが設置され、現在も続くケアの充実ぶりが伺えます。樹のそばには竹や神社に相応しい榊が茂り、どこからともなくカエルの鳴き声が聞こえる環境。雨模様ということもあり、荘厳という雰囲気がピッタリの風情が漂っていました。

駅から直のアクセスだと拝殿前にいきなり出ましたが、同神社の境内は広く、拝殿前から鳥居までは、真っ直ぐに伸びる立派な参道が続いています。

参道の様子

大鳥居

そして参道脇には、樹齢70~80年クラスの見事なスギが、参拝者を迎えるように立ち並んでいます。その他、境内のあちらこちらに同じく見事な樹が立っていて、まさに“杜”という言葉がぴったりの神社でした。

杜の様子

実際、「安良川八幡宮の森」として、市から観光スポットの指定も受けています。

雨の午後という雰囲気も趣がありましたが、次回は晴れた日の早朝にでも訪れ、また違った神社と樹の表情を味わいたいと思いました。

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