浜離宮恩賜庭園の、クロマツ、トウカエデ

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みなさん、こんにちは。今回は、浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)にあるクロマツとトウカエデをご紹介します。

四方を水で囲まれ、都内で唯一、潮の満ち引きによって池の深さを変える仕掛けが施された「潮入りの池」を持つ、広さ約25haの同園は、都営地下鉄大江戸線の、汐留駅、築地市場からそれぞれ徒歩7分。JR・地下鉄銀座線・都営浅草線新橋駅から徒歩12分という場所にあり、東京港と高層ビルの間にあります。

園と高層ビルの様子

空からの絵

400年近く前、この場所には湿地を好むアシが生い茂り、徳川将軍家の鷹狩場として栄えました。今でも園内にはその名残である鴨場(かもば)があり、江戸時代の面影が残る代表的な大名庭園として、海外観光客が多く訪れるスポットです。

将軍家別邸として整備されるようになってからは、埋め立てを行い、趣のある建造物を建て、特に海外からの要人を迎える接待場として発展します。

明治維新後は皇室の別邸かつ迎賓館として。このような歩みから、園内はゆったりとした造りが特長で、高貴で落ち着いた雰囲気が漂っています。

高貴な雰囲気

現在の管理は東京都で、国の特別名勝・史跡に指定。ちなみに浜離宮恩賜庭園とは、皇室から賜った(恩賜)海沿いにある皇室の御用邸という意味です。

海外沿いの様子を

大手門の出入口のすぐそばに、都内最大級のクロマツはあります。

クロマツ 引き

推定樹齢300年、樹高約10m、幹周り約4.3m、正面から見た枝張りが約18mで、根元そばで数本の幹に別れ、そのうち1本が水路側から園に向かい、まるで触手のように10m以上勢い良く枝葉を張り伸ばしています。

クロマツ横姿

さらに水路側に伸びた幹も園を超え、枝葉を張り伸ばしていました。

クロマツ水路に飛び出た枝の様子を

松葉の先端はもう地面に着く寸前です。

梢が地面に着きそうな様子を

クロマツは1701年当時、園の主であった6代将軍家宣(いえのぶ)の園大改修を称え、植えられたといわれています。しかし園の端の土手という決して華やかではない場所にあることから、定説ではありません。

クロマツがある場所から南下し、反対側の水路近くまで歩くと、トウカエデが見えてきます。

3本並んだ様子を。

今でこそ街路樹として多く見られるトウカエデは、1721年(享保6年)に清国より、日本に初めて入ったといわれています。そのきっかけは、暴れん坊将軍として有名な8代将軍吉宗(よしむね)の存在。

吉宗は好奇心旺盛な性格から、当時の日本にはなかった、書物、動物、植物を海外から多く輸入します。その1つがトウカエデであり、同園に立つ樹なんだとか。吉宗は他の珍しい草木もあわせて輸入。当時同園は、薬草園としての機能もあったと伝えられています。

トウカエデの立派な根元を

トウカエデは5本あり、樹齢はどれも推定300年ですが、サイズはバラバラです。根元から太い幹が枝分かれしている樹が最大で、幹周り約6m、樹高約16m、枝張り約19mです。

園はその立地を活かし、水路でつながる、浅草、両国、葛西臨海公園などを結ぶ水上バスの発着場も整備されています。

水上バス

次回はこの水上バスに乗って、海上から園を眺めたいと思いました。

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