日本一の梅の郷。青梅・吉野梅郷2万5000本の梅の木

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みなさん、こんにちは。今回は、東京・青梅市にある、吉野梅郷(よしのばいごう)をご紹介します。

吉野梅郷とは、JR青梅線日向和田(ひなたわだ)駅から、奥多摩方面に2駅進んだ、二俣尾(ふたまたお)駅までの間、東西4キロに広がる、約2万5000本もの梅の木が立つ、名所のことをいいます。

各地に数多くある梅の名所の中でも、格別だという声が多く、2009年にある新聞社が選んだランキングでは、堂々の全国第1位を獲得しました。

毎年、梅の開花が見所となる、2月下旬~3月下旬になると、大勢の観光客やカメラマンが訪れ、その数は30万人以上にもなるそうです。各種イベント・祭りごとも数多く開催され、にぎわいます。

吉野梅郷には、神社仏閣、オープンガーデン、記念館など。幾つかのスポット的な梅の名所があり、なかでもほとんどの人が訪れるのが、「青梅市梅の公園」です(入園料200円)。梅を市の花としている青梅市が、山の斜面を利用し1972年に開園しました。約120品種、総数1500本もの梅の木が、山の斜面に立つ姿は、壮大という言葉がぴったりです。

壮大な様子

公園への道のりは、JR日向和田駅から徒歩15分ほど。途中には絶えず看板があり、迷うことはありません。園内に入ると、どこからともなく漂ってくる梅の花の香りが、来園者を迎えてくれます。

つぼみの状態

赤い花

白とピンクの花

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梅の花は、白、赤、ピンクと色合いがバラエティーに富んでいるだけでなく、開花時期も木が立つ場所、種類によって違うため、つぼみの状態から満開の花まであり、見る者を飽きさせません(梅の開花は、日当たりがかなり左右するそうです)。多くの木に案内札があるので、参考にしながら園内を散策するのも、楽しみ方の1つです。

園内の広さは約4.5ヘクタール。大きな野球場ほどです。ゆっくり回ると1時間では足りません。ですが、広さよりも勾配の方が気になります。しかしこの勾配が、場所によって景色を見事に変えるという、効果があるのです。

山の麓
山の麓では

中腹
中腹では

山頂
山頂では

それぞれに個性があり、気がつけばあっという間に、園内を1周していました。途中には東屋があり、一息つくこともできます。梅のアーケードもありました。

アーケード

松の木もあり、梅と松のコントラストに、心惹かれました。竹の姿はありませんでしたが、「松竹梅」という言葉が頭に浮かんだのです。

マツと梅

吉野梅郷の近くには、秩父と鎌倉を結んでいた「旧鎌倉街道」が走り、街道沿いには「鎌倉の梅」と住民から親しまれる、大きな梅の老木が立っていました。しかし、今から約40年前に起きた台風の影響で、被害を受けます。その後、地元農家が営む「梅花園(ばいかえん)」に移され、余生を過ごしています。

鎌倉の梅

鎌倉の梅アップ

先ほどの公園では、若々しい梅の木が目立ちましたが、「梅花園」に立つ梅は、どれも幹が太く立派で、なかでも一際存在感を放っているのが、「鎌倉の梅」でした。樹齢は400年以上。主幹付近には大きな空洞や枯れが見られますが、真っ白な花をたくさん咲かされている様子を見ると、まだまだ元気なようです。

梅園の様子

割れた岩の裂け目に根を張った、「岩割の梅(いわわりのうめ)」と呼ばれている梅の木です。その昔、この地で戦があった際に、恋に落ちた男女の密会場所が、この岩のある場所でした。男性が出陣する際、梅の枝を木に刺すと岩は割れ、以来、現在の姿になっているとの逸話が伝わっています。別名「悲恋の梅(ひれんのうめ)」と呼ばれていることから、男女が敵味方の関係にあったことが、想像できます。

岩割の梅

私は青梅出身なのですが、きちんと吉野梅郷訪れたのは、実は今回が初めて。青梅という名前の由来は、もちろん「梅」からきています。故郷の歴史・逸話の一端を知ることができ、うれしく思いました。

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